インプラントとは
  インプラント治療とは、歯の抜けた所にインプラント(チタン製の人工歯根)を埋め込み、 人工の歯をその上に取り付ける治療法です。埋め込まれたインプラントは骨と結合して しっかりと固定されます。その上に付ける人工の歯も、患者様に合わせて一本ずつ作りますので、 外観は天然の歯とほとんど変わりません。
インプラントの構造
  1.インプラント体(フィクスチャー)
インプラント(人工歯根)の本体で骨の中に埋め込まれ咬む力を支える重要な部分です。 素材は、酸化チタンで出来ていてこの形態により、インプラントの性質が変わってきます。
2.アバットメント
インプラント本体の上部に置かれインプラント用の歯を支える部分です。ほとんどの場合はインプラント体と同じく素材は酸化チタンで出来ていますが、前歯の場合は、セラミック製のものが使用されます。
3.上部構造物(人工の歯)
アバットメントの上部に作られる人工の歯です。素材はセラミック等で作られ、ネジ止めで固定される場合が多くありますが、セメントにて固定される場合もあります。
インプラント(人工歯根)の治療法
 
Step1
検査・治療計画
  診査(問診や視診など)、レントゲン検査、初診の診査では全身の問診、既往歴、口腔内の診査、主訴などを聞き、治療計画を立てます。
Step2
インプラント第1次手術
  口腔中をクリーニング・消毒後、麻酔をかけ骨に孔を形成しフィクスチャー(インプラント体)を埋入。第1次手術後の治癒期間を上の歯で約6〜7ヶ月、下の歯で約3〜4ヶ月待ちます。
Step3
インプラント第2次手術
  アバットメントをフィクスチャーに装着します。
第2次手術後の治癒期間を2週間おきます。
第2次手術も局所麻酔をし、歯肉を切開し埋め込んでいたインプラントの頭を外に出します。
取り付けておいたカバ−スクリューを取り外しアバットメントを取り付けます。
アバットメントとフィクスチャーがしっかりと連結されているかを確認します。
Step4
上部構造の作製と装着
  最終型どりを行い上部構造を作成します。
作成した上部構造を装着します。
step5
メインテナンス
  永久歯同様、毎日のケアと3〜4ヶ月に1度の定期検診を行なう事により、インプラントが長期的に維持できます。